良いことが連続で続いたときほど実は用心すべき理由

最近勢いづいてます

本当のチャンスか、罠かを見分けるのは、非常に困難です。

どんなに自分に厳しい人間であっても強烈な誘惑がかかるので、それにはまらないようにするためには知恵が必要です。あまりにも出来すぎな場合には、慎重に対応した方がいいです。

目安としては、出来すぎな話が三つ続いたときは、「これは罠だな」と注意してください。これは経験則です。

神田昌典

好事魔多し。

何もかもうまくいいって、いいことだらけ、成功だらけの人生を送ることができたら、何一つ悩まず、最高の気分でめでたしめでたしを迎えることができる。

しかし現実はそう単純な話ではない。

「今」人生がうまくいっているからといって、そこで絶対に油断はできない。むしろ、人生がうまくいっているときほど、逆に注意が必要である。

人生良い意味でも悪い意味でも、逆転が起こる瞬間は「あっ」という間である。

今まで何もかもうまくいってきた。ところが、たった一つの失敗によって、たった一つの不注意によって、天国から地獄へ落とされてしまう。

逆に、何もかも失敗続きで、自分の人生の無意味さをイヤというほど味わっていたとしても、あら不思議。

たった一つのアイディアによって、瞬く間に上昇気流に乗って人生大逆転。「生きていて良かった!」を実感できることだってある。

つまり、人生一寸先は闇。今人生が最悪だったとしても絶望する必要はないし、今人生が最高だったとしても、決して油断してはいけない、という話だ。

特に、人生が上手くいっているときは特に注意しよう。良いことが続き過ぎていないか。最近特にツキすぎていないか。いろんなことを冷静に自戒することである。

天国から地獄へ、真っ逆さまに落ちたくなければ。

出典

『なぜ春はこない?』