あえて一番を目指さない。その実利的な理由がこれ

マラソン

人生を長いレースだとしたら、基本的には2番手で走る。ただし、チャンスが来たときに、いつでもトップに立てる準備はしておく。

つねにトップに立ち続けるというよりは、トップに立つ瞬間が何度かあればいい。そんなふうに考えるほうが自分らしく生きていけるんじゃないかな。

ジロ(イタリア人タレント)

あえて一番を目指さない、この考え方が長い人生を走り抜く上で役に立つ。

一番はかっこいい。目立つし結果の面ではおいしいし、「俺はできるんだ!」と自尊心を持つことができる。

スポンサーリンク

一番を取るデメリット

ただし、一番はいいことだけではない。

一番であるがゆえ、常に後続を気にしなくてはいけない。一番を守るために努力しなければいけないし、いつ転落するか分からない不安と戦わなければいけない。

それに、周囲の嫉妬ややっかみもある。一番であるがゆえに苦しまなければならない孤独と苦しみがある。

何より、ずっと一番で居続けることはとても難しいし、もしかしたら、一番を走り続けることは、努力の割に合わないかもしれない。

得するのは一番よりも二番!

となると、一番を目指すより、あえて二番を目指すのもありかもしれない。

二番なら、常に一番という目標があるし、二番は二番で、そこそこおいしい。目立ち過ぎることもないわりに、そこそこよい結果が得られる

もちろん、その気さえあれば、一番になる用意もしておくこともできる。

普段は目立たず、ベストタイミングでおいしいところを狙う。二番ならいつでも勝ち逃げができるのだ。

だからこそ、一番にはない余裕が持てる。

人生は、長い。

一番はいいことばかりではない。

それならあえて一番を目指さずに二番を目指す。こういう考え方も、長い人生、きっと役に立つことだろう。

人生勝つだけが全てではない。

一番になって誰かを蹴落とし続けるならヘイトを一身に集め続けるリスクを考えて、いつ人生で勝負していつ人生で勝負しないのか。

そのタイミングを慎重に見計らうことが大切だ。

出典

『ジロスタイル』(大和書房、2013年)