「みんなと同じにはなれない」と悩むあなたへ

ボクの生きていく道は?

資本主義の特徴に「同質化」というものがあります。

限りなく、全てのものが「同質化」に向かって走っている。それが私たちの生きる世の中です。

しかし、残念ながら、その「同質化」の流れの中で生き残っていくのは、その「同質化」から逃れた者だけです。

岡本吏郎

当たり前かもしれないが、私たちが生きている日本という国は、資本主義の国である。自由な競争が保証され、それがゆえに日々、私たち様々な競争にさらされている。

10代の頃は受験で誰かと争い、そして社会に出れば仕事で誰かと競争する。そして更にそれからは、いかに人よりお金を稼いだか、幸せになれているか、その競争が終わることはない。

私たちが競争にさらされているということは、私たちは常に、他の誰かと比べられているということを意味する。

つまりあなたVS他の誰か。常に比較の対象になっている。

このような現実があるなか、「だから今の世の中では人間は幸せになれない!」とぼやいても仕方がない。

大切なのは、そのような環境に私たちが生きているということを、しっかり自覚することである。そして、自分を生かすためにどうすればいいのか、それを考えることである。

資本主義の世界の原則はシンプルだ。

誰でも手に入れられるものは価値を下げ、誰でも手に入れることができないものは、どんどん価値が上がっていく。

すなわち、人と同じような特筆すべき個性がない人はどんどん世の中に埋没し、逆に、人とは違う個性を持つ人は、それを磨くことで、世の中で価値を高めていくことができる。

この原則を頭に入れておくと、自分の個性を踏まえつつ、どの場所へ行けば、自分の価値を高めることができるのかを考えることができる。

例えば、もしあなたが学校や会社、世の中でみんなに溶け込めずに「浮いた」存在であるならば、自分のどこが浮いているのかを真剣に考えてみるといい。

それはもしかしたら、あなたと他の人との決定な差異になるかもしれない。その差異はあなたが生きていく上でのマイナスではなく、プラスに変わりうる武器である。

あなたが知るべきことは、それを生かすための場所、機会を見つけることである。そうすればあなたの個性が、この世の中で大きな価値を持つ可能性が出てくる。

この意味で結局は考え方次第。

人生にはいつも、少なくともワンチャンは残されている。「人とは違う自分」を大切にして、それを生かす道を考えてみよう。

出典

『成功はどこからやってくるのか?』(フォレスト出版、2004年)