昼下がりの一時。
時間がゆったりと流れ、窓の外から気持ちの良い光が差しこんでくる。気分はよく、頭は心地のよいまどろみに包まれている。そのままウトウト。
こんな日はとても気分がよい。体の調子もよく、元気そのもの。穏やかで、平和な気持ちになる。こういうときは、「幸せ」な気分で心地よい。
体調が悪ければ目の前の景色は一変する
ところが、もしも体調が悪く、体のあちこちから不快な痛みがあるときは、全ての景色が一変する。
考え方はマイナスになって、体のことが気になり、動くのも億劫に。
調子が悪く、したいこともできず体をヨコにして、薬を飲んで体の回復を待つ。こういうときに過ぎる時間は無意味に感じられ、苦痛なものだ。
普段忘れてしまいがちなことだが、体の調子と気持ちや気分、感じ方はリンクしている。
有り余る富を持っていても、体の調子が悪く、したいこともできない不健康な状態なら、考えることもネガティブになり、人生が苦痛に思える。
人生健康あってこそ!
逆に、体の調子がよく、体力もあれば、気分も安定し、1日をそれなりに楽しむことができる。
私は普段は健康で滅多に病気をしないタイプで、調子が悪いときでも、寝ればすぐに体調がもとに戻った。ところが、30代を迎え体の調子が変化。一度体調を崩すと、何日も調子が悪くなるようになってしまった。
ひどい肩こりと頭痛をわずったときのこと。毎日のように頭痛薬を飲み仕事をする日々。肩はいつもコチコチで、仕事に今ひとつ集中することができない。
こんな状態なので、気持ちも暗く、ネガティブに。体調がひとつダメなだけで、様々な影響を受けてしまうので、ダメな日はすぐに休むことにしている。
体調が悪いときは考え方も悪くなる
普段、健康の大切さは実感できませんが、やはり健康あってこその人生だ。
体の調子がよいからこそ、世の中のいろいろなことを十分に体験できる。体の調子がよいからこそ、物事をじっくり考え、行動することができる。
健康を害しているときに考えることは、いつものときと考え方が変わっている。マイナス面に下方修正された物の捉え方をしがちだ。
いつもなら気にならないことが気になる。人のちょっとした言動が気になる。自分を悪く言っているように思える。
このようなネガティブな精神状態のときは、体の調子が悪く、生活が不健康になっている可能性がある。どこかに不自然な状態があるのだ。
「幸不幸は心の持ちよう」という考え方もあるが、精神状態は体の状態によって変化する。なので、精神面の安定のためにも体の健康維持は必要不可欠である。
最後に
健康で毎日良い精神状態を保つ。
この当たり前のことが、幸せのカタチなのかもしれない。体調が悪いとき、調子がダメなときは無理をせず、何はともあれ、ゆっくり休んで、寝てしまうのが一番。
しっかり休んで気分が元に戻れば、そのときまた動き出せばいい。気分が良くなれば、いろんなことが上手くいきだす。
つまりは人生とは健康第一。「何をするにせよ、良い気分で取り組めるよう、体調には気を使いたい」というシンプルな話である。