自分のスタイルさえあれば、流行を追う必要はない。
斉藤久夫
世の中でともかく最強なのは、自分の絶対的なスタイルを持っている人だ。
周りがどうだろうと、自分は自分。自分にとって何が重要で何が重要でないかを、常に冷静に見つめている。
だから周りがどうだろうと、決してそれに振り回されず、自分のスタイルを貫き通す。一貫してブレない人生を進んでいく。
自分を持つ人は周囲から信用される
自分を信じて道を進んでいく。
ときにその「頑固」なこだわりがもたらす態度によって、周囲から足を引っ張られたり、あらぬ噂を立てられたりと、世の中の理不尽さを味うこともある。
しかし、自分は自分、他人は他人。自分のスタイルを貫いていれば必ず、そのこだわりと信念を尊重し、認めてくれる仲間が現れる。
というのは、彼らはどんなときにも自分を曲げず変節しない一貫性を持った人を信用するからである。
「自分は自分」を追い求める
時流にこびてすぐに意見を変えて流行に迎合するような変節漢は誰からも信頼されないが、時流に媚びず、自分の信念を変えない人は頼もしい。
だから、人を見る目がある人から信頼され、人生で本当の仲間に恵まれることができる。
この意味で周りに流されない、自分の足で生きていける人になりたいならば、自分のスタイルを作ることが何よりの最優先事項となる。
最後に
自分のスタイルは、容姿やファッションといった表面的な部分から、思考や価値観、内面的なもの、あらゆる部分を含む。
この意味で常に問うべき問はただ一つ。
「他人はこうだけど自分はどうなのか?」
それこそが、自分のスタイルを作り上げていく、決定的に重要な問いである。
出典
『MonoMaster 極みの逸品特集号』