自分軸で物事を判断するためのシンプルな心得

真実を見抜く

私たちの世界は大きく変わりつつある。様々な情報が交錯するなかで、一体何を信じればいいのか?迷うときがあるかもしれない。

このような状況において大切なのは、ただ情報を得ようとするのではなく、「誰」の話を信じることができ、信じることができないのか?然るべき基準を持つことである。

そこでこの記事では、一体誰が本当のことを言っていて、誰が自己本位にウソを言う傾向にあるのか?今の時代だからこそ知っておきたいシンプルかつ本質的なヒントを紹介する。

あなたが誰の話を信じる価値があり、そして誰の話を信じる価値がないのか?その基準を探しているなら、この話はきっと、あなたの役に立つだろう。

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この傾向があればそれを疑う

まず最初に知っておきたいこと。

それは世の中で批判されている人が必ずしもその批判されるに値する人とは限らず、むしろ逆に「批判している側」が何らかの目的を持ちそれを行っていることを知っておく必要がある。

例えば、あなたの周囲に、ある人に対してやたらと攻撃的な言動をする人がいないだろうか?

「○○は詐欺師だ!」

「ウソつきだ!」

これらは「レッテル貼り」という、相手に特定の印象を付与しようとする意図的な手法である。

ある人物に特定のレッテルが貼られている場面を目撃したとき、あなたが注意すべきなのは批判されている方だけでなく、むしろ批判している方が信頼に足るべきソースなのか?その点に着目する必要がある。

「他人下げ」は最もかんたんな印象操作の手法

昔からある古典的な手法だが、同じビジネスをする同業者に対して悪いうわさを流し、自分のビジネスの客を増やそうとする手法がある。

ライバル会社の評判を落とすような批判をばらまくことによって、他人下げ自分上げを行い、そして自らの利益になるように、周囲を誘導しようとするのである。

これは何も、ビジネスだけの話でなく、政治、人間関係。あらゆる分野で見られる傾向である。

だから、あなたがある特定のことについての攻撃的・批判的な言動を目の当たりにしたとき、疑うべきは批判される方ではなく、むしろ批判している方である。

なぜこの人はこのような発言をするのか?少し距離を置いて、冷静に観察する必要があるだろう。

「目的」を明らかにする

人の行動には目的がある。

「あいつはダメだ」と人の批判をする人は、「あいつはダメだ」という悪評を周囲にばらまくことによって、何らかの利益を得ようとする意図を持っている可能性を疑う必要がある。

「あいつはダメだ」の言動の裏には、「俺がいるぞ」と主張したいだけなのかもしれない。

いずれによせ、人を見るシンプルなポイントとして、やたら他者を批判してその価値を下げようとする人の言動は、素直に受け取らないほうがいいだろう。

「上げすぎ」の情報も注意!

一方で「不自然な他人上げ」という方法もある。

政治やビジネスの世界では顕著だが、やたらメディアで取り上げられる人やサービスには、それが「上がる」ことによってメリットを享受できる人々がいる。

キーワードは「不自然」「過剰」である。

それが、権威者や有名な人によって語られていることであれ、直感的に「何かがヘンだ」と感じたときは、ぜひあなたの直感を大切にすることをおすすめしたい。

それは意図的にその状態が作られようとしている可能性があるからである。

まとめ

難しい話は抜きにして、ここでは次の2点だけ覚えておく価値がある。

1.人の批判をする人、それも攻撃的な言葉を使う傾向がある人の話は疑う。

2.「不自然」「過剰」な他人下げと他人上げの情報は距離を置いて鵜呑みしてはいけない。

今の時代、「情報」は溢れすぎている。そして、その情報が発信される後ろ側には、発信する側の目的があるという、当たり前の原則を改めて、思い出す必要があるだろう。

それは当メディアも含めた「あらゆる情報」に対してである。あなたが「おかしい」「変だ」と感じたとき、ぜひなぜそう感じるのか?その理由の根拠を、探してみてほしい。

最後に

私たちの世界は大きく変わりつつある。様々な情報が交錯するなかで、一体何を信じればいいのか?迷うときがあるかもしれない。

間違った情報に踊らされてしまえば、当然あなたは正しい判断ができなくなり、間違った行動を起こしてしまう。

情報は多ければ多いほどいいという単純な話ではない。知る必要がないことであれば、むしろ知らない方がいい。まっさらな心で物事を捉えようとする方が、正しい判断ができるだろう。

ということで最後に繰り返す。人の行動には目的がある。大切なのは「誰」の話をソースにするか?それがあなたの思考と、そして運命を左右するだろう。