人生は思い通りにならない。
計画を立て、努力して、人生で最善を尽くしても。あやまちを犯し、失敗し、人生で実害を被ってしまう。
しかしだからといって、行動や挑戦を避けているようでは、納得できる人生を送ることはできない。
大切なのは、行動を起しつつも、失敗したとき。間違った行動をしてしまったときの身の処し方である。
そこで大切なのが、引き返す勇気を持つことである。これは、人生のあらゆる面で役に立つ。自分を危険に追いやらないための、大切な勇気である。
人生は行動なくして満足なし
人生は真面目に行動的に生きていれば、思い違いをして失敗をする。ダメージを受けて挫折する。
失敗そのものについてはむしろ積極的に生きている証拠。人生の勲章であるので、失敗したかしなかったか。それは大した問題ではない。
本当に問題なのは、その失敗によってどれほどのダメージを受けたか、ということである。
ダメージが軽傷なら、失敗から学び、失敗を糧にして、より人として成長し、よいよい未来をつかむことができる。
しかしダメージが重傷なら、再起するのも時間がかかる。最悪の場合、二度と再起する機会を失う。
この世に生まれ、より良い人生を生きようとするのであれば。失敗することは避けられない。
だからといって、自分を致命的に破滅させるような失敗は、絶対にすべきではないのである。
失敗することは恥ではない。失敗することより問題なのは
より良い人生を送るために最善を尽くす。しかし失敗や挫折で人生を台無しにしない。
そこで役に立つのが、引き返す勇気である。
行動を起したあと、
「これはどうにもうまくいきそうにない」
「これ以上時間にお金をかけるのはムダだ」
「自分がしてきたことは間違いだった」
自分の失敗を確信したら。
素直にそれを認め、引き返す。無傷ではいられないが、まだ傷は、浅くすむ。
早めに自分で自分の過ちを認め、引き返す。だからその後、再起するチャンスをつかむことができる。これが、引き返す勇気が必要な理由である。
最後に
人生は試行錯誤。行動を起してこそ、欲しいものが手に入るし、理想の人生を自分のもとに引き寄せることができる。
ただし行動するとなると、失敗は避けられない。だからこそ、引き際は大切である。
自分が思っていたのとは違う現実が見えた段階において、軌道修正。朝令暮改でも何でもいいので、さっさと間違いを認め引き返す。
間違いは間違いでいいので、それ以上間違いを続けないこと。見切りをつけるのが早ければ早いほど、傷は浅くすむ。
しかし、ダラダラ見切りをつけずにいれば、傷はどんどん広がり、かつ深くなっていく。それをそのまま放置しておけば、深刻な事態になる可能性がある。
つまりは失敗して傷つくことは仕方ないが、せめて重傷を負うのは避けたい。そういう話である。