ダメだと思ったら、ダメなんです。ダメでもともとと思って跳ね返せばいいのに、「もうダメだ~」で終わってしまう。「いやいや、そこからでしょ」と僕は思います。
そこからがスタートだから。どん底まで落ちたらあとは上がるしかないし、もはやチャンスしかないんですから。
ゲッターズ飯田
人生どん底のときこそ、気の持ちように気をつけたい。
気の持ちようはバカにできない。「何とかなるさ」と思っていれば、紆余曲折があったとしても、最終的には何とかなる。
しかし、「もうダメだ~」と心が折れてしまうと、本当に何もかもがダメになってしまう。だから結局自分の人生を守る最後の砦となるものは、「気持ちの持ちよう」なのである。
まず心が折れないこと
気が弱ると行動も弱る。できることも自信を持ってできなくなる。そうなってしまってはダメだ。
現実がダメならダメでいい。でも気持ちだけは、決してダメになってはいけないのだ。気持ちさえしっかりしていれば、挽回のチャンスは必ずやってくる。
大切なのは結末を信じることだ。人生はいろいろある。しかし自分の人生は最後にはなんとかなる。それを信じることが大切である。
最後に残される本当の希望
目の前の状況が最悪としか言いようがない状況でも。何一つ希望が見えないどん底の状況でも。気持ちだけは、どんなときも前を向いていこう。
そして、「困ったことは起こらない。今の問題は全て自分が乗り越えられるからやって来た」と信じよう。
心さえ折れなければ、どんな最悪の事態でも実際に何とかできる可能性が残される。そしてそれこそが、ダメな時期を乗り越えるための、最強の武器なのだ。
今すぐ戦いに勝つ必要はない
「ダメだ」という時点が本当の戦いは始まる。ここで大切なのは、あなたはその戦いに今すぐ勝利する必要はない、ということである。
最悪の話、あなたが現実を逆転させることができない状況だとしても、あなたが「自分はこれからだ」という気概を持ち、その心が折れなければ。
それはもう既に十分な勝利である。だから現実もやがて、目に見える形で変化していくことだろう。そのときはあなたは確信できる。心さえ折れなければ人生はどうにでもなる、と。
最後に
自分はダメならダメでもいい。でもそこからスタートして、半歩だけでも前進する。
そうすれば、「自分はダメだ・・・」という現実が、最高の未来を実現するための始まりであることに気づく。
別にきれいごとを言っているわけでもない。人生最高のスタートは、人生最悪が始まりという、現実があるからである。
つまり最悪はただのスタート。人生の本番は、「自分はもうダメだ・・・」と追い詰められた瞬間、始まるのである。
出典
『縁のつかみ方』