希望は絶望のなかでこそ見つかる。

夜、光を追って進む男

きっと希望という言葉はネガティブな要素を含んでいるのかもしれない。

つまり希望が発生するための必要十分条件があって、その中には暗いネガティブな要素があるはずだ。

人生にネガティブな要素が何もないときには、希望は必要ないのかもしれない。

村上龍

人生何もかもうまくいかないどん底の時期。

「お先真っ暗」という言葉があるが、人生のどん底を経験した人は、その本当の意味が分かるだろう。

先が見えない。八方塞がりで、何をどうしても、この底から抜け出すことができないように思える。

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かすかな光が見えるなら

ところが、だ。

光は暗いところだからこそ映える。真っ暗で先が見えない、そういうときこそかすかな光にさえ敏感になれる。

その小さな光を頼りにして一歩一歩前へ進んでいく。足元を確認して、ゆっくりゆっくり、前へ進む。

そうすれば、やがて出口が見つかる。どん底から抜け出すことができる。

希望は常にそこにある

もうダメだ、そんなときですら、常に希望はある。

それは本当に小さなものかもしれない。しかしその小さい希望を見逃さず、それを頼りに前へ進んでいく。

そうすれば、もうダメだと思えた状況ですら、いつかはなんとかなる。

大切なのはまず信じることだ。光が見えることを、信じることだ。

最後に

人生、暗いときこそ希望が必要だ。それは生きるための道を示す光である。

先を全て見通すことはできない。ただ、光を追って前へ前へ進めばいい。そうすれば、いつか行きつく場所へたどり着く。

人生はどんなときも、希望があれば何とかなる。どれだけ小さくてもいい。かすかな光が見えるなら。

ただそれを追いかけていこう。自分の人生を救うために。

出典

『恋愛格差』(幻冬舎文庫、2004年)

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