人生どうしようもない時期はどうにもならない意味

待てば海路の日和あり

人生には、どうしようもない時期がある。

どうしようもないときには、本当にどうしようもないではないか。そんなときには、どうしようもない道を行き暮らすほかに、どうしようもないのである。

伊藤 肇

長い人生において、周期的にその時期はやって来る。

やることなすこと失敗続き。何もかもが裏目に出て、失敗を挽回しようとすればするほど、ますます状況は悪化していく。

自分の努力ではどうしようもできず、ただただ、苦しい時間だけが過ぎていく。そういうときがある。

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解決策はただ1つ

このような時期、絶対にしてはいけないのが、「自分は絶対に負けない!」と、ますます意固地になり、どうしようもない状況をどうにかしようとすることである。

これが罠で、その努力はますます逆効果。更に状況を悪くするだけである。

ではどうすればいいか。どうしようもないときは、どうにかしようとしないこと。これ以上被害を広げないことに全力を尽くすこと。

そして、ただ嵐が過ぎるのを待つことである。

このときはともかく、ダメージを最小限に抑えること。そして状況を目に見えて良くなるための一切の努力を放棄すること。

この2つが重要だ。

時勢を読んで反撃する

不思議なことに、人生流れが変わってしまえば、何もかも状況は変わる。

なにもかもがどうしようもないときさえ過ぎ去ってしまえば、それから先は春がやって来たようなもの。

今までとは打って変わって、また人生がうまくいくときがやって来る。

つまり大切なのは、どうしようもないときはどうしようもなくなってしまうそれ相応の理由がある。それをじっと耐えるのが一番である。

耐えていればやがて流れは変わる。流れが変わったのが実感できたとき初めて、反撃の狼煙を上げればいい。

つまり物事にはタイミングがある。そして、タイミングこそが最も重要なのである。

出典

『左遷の哲学―「嵐の中でも時間はたつ」』(産能大出版、2009年)