確かに人生には苦しい時間帯がある。だがそこをしのぎさえすれば

光を浴びる女性

サッカーなんかでもそうですけれども、苦しい時間帯ってありますよね。なぜかあるんですよね。まぁいろんな理由があるんですけれども、サッカーにはサッカーのね。必ず、人生も同じですけれども、苦しい時間帯ってあるんですよ。

そのときでもあきらめず、粘り強く戦う。もしくは、穴の中に籠もって我慢する。そういうイメージをしてもらっていいんですけど、そうするとなぜか不思議なことに、人生が開けてくることがあります。

ですからもうだめだって思ったら負けなんですね、人生はですね。まぁ人生でもいわゆる社会人生活でもそうですけど、そういうときがありますけど、それをしのいでいくと、必ず光明が見いだせる。

伊東潤

「あきらめたらそこで試合終了」

この有名な言葉は人生の真理である。

奇跡の前には不吉な出来事が起こる。悪いことが続いているとき、その先はお先真っ暗のように思える。未来はまさに閉ざされてしまったかのように思える。だがそれは人生のテンプレである。

人生で「苦しい時間帯」が訪れること、それ自体を防ぐことはできない(それは必要があってこそ訪れる人生の構造である)。だからこそ我慢が必要である。それはまさに、人生がやがて開けていく転換期なのだから。

はじめに

人生を俯瞰して眺めてみれば不思議なことに、「なぜあの時期は、あんなにも物事がうまくいかずにつらいことが続いたのだろう?」という時期がある。更に興味深いのは、その時期を契機として明らかに人生のステージが変わっていくことである。

何をしてもうまくいかず八方塞がり。日に日に状況はますます悪くなっていくようにしか思えない。それはその時点において、起こっている客観的な事実のみを羅列すれば「お先真っ暗」の状況としか評価しようがない。

だが「それから先はどうなったのか?」というアフターに目を向けると、「おっ先真っ暗」な状況を契機として、明らかに人生のビフォア&アフターが変わったことに驚愕する。そして、「夜明け前が一番暗い」という言葉の意味を、深く噛みしめる。

「下降」は「上昇」のプロセス

良くなる前に悪くなる。「上昇」し続け最高に到達した瞬間に「下降」が始まる。物事には「こうなればこうなる」という構造がある。人生も同じである。

ピンチに陥ったとしても、あるときを境に暗闇のなかに少しずつ光が差し込み始める。流れが変わり始める。気づけば物事が再び上向いていくのを実感することができる。

だからこそ説く。「人生が底に到達した瞬間とは物事が上向き始める転換期であり、落ちていくことは人生が「新生」へと向かう過程の一部なのである」と。

今すぐそこにピンチが訪れているときに、人生を俯瞰し眺めることは感情的に難しいこともあるかもしれない。だが今現在の人生の状況はあくまで一時的な「過程」であることを頭に入れておきたい。

人生、どんな幸せなときもそれは一時的な過程に過ぎないのと同じく、どんな厳しい状況でも、先が見えない「お先真っ暗」な状況でも、それはあくまで今訪れている一時的な「過程」である。

状況は必ず変わる

全ての物事は変わりゆく。今が悪いということはこれから良くなっていく可能性があるということである。悪いときに今そこにある悪い事実を羅列して絶望的な気持ちを抱くことはかんたんである。だがそれをしたところで、先行きに不安を感じるだけである。

結局重要なのは、今という時間をいかに乗り越えるかということである。今状況が悪かったとしてもやがてその状況は時間とともに変化していく。だからこそ「もうだめだって思ったら負け」というのはそのとおりで、「しのいで」時を待つことが大切なのである。

希望的観測でもなんでもなく、「しのいで」いれば状況はやがて変わっていく。悪運も行くところまで行けば反転していく。「光明が見いだせる」のは「底に到達すれば上向いていく」という人生の構造だからである。

だからこそ、「もうだめだ・・・」と感じたときほど実は、そろそろ状況が上向き始めるタイミングに差し掛かりつつあるという希望を、見失ってはいけない。「夜明け前ほど暗い」のだ。

最後に

「人生には苦しい時間帯、苦しい時期がある」

そんなときは穴にこもってじっとするか、前向きに行動を起こして乗り越えようとするか。はたまた、逆転を狙うのではなく粘り強く苦境を耐え抜くか。選びうる方法はいろいろある。

いずれせよ大切なことは「苦しいからといってその先の人生をあきらめる必要はない」ということである。なぜなら人生苦しい時期はやって来るもの。そしてあきらめず苦しい時期を乗り越えさえすれば「必ず光明が見いだせる」。それが人生の構造だからである。

確かに大変なときは大変だ。人生、大変なときが訪れることをゼロにすることは難しいだろう。そういう時期は訪れる。だがそれは訪れ、やがて終わる。だから今日を生き抜こう。

その先には再び、この世界に存在する喜びをかみしめることができる時間が、訪れるのだから。

出典

『小田原合戦で秀吉に敗北した北条氏政の見どころ+氏政があの名将たちに籠城戦で勝利できたのはなぜ?』