あなたは、
「ポジティブ思考が人生を幸せに導く!」
「良いことを考えれば良い現実を引き寄せることができるはず!」
と考えているタイプだろうか?
もしそうであるなら、一つ注意したいことがある。それは、ポジティブ思考は決して万能ではなく、場合によってはそのポジティブ思考が「原因」となり、あなたの人生に悪影響を及ぼす可能性がある。
物事に「プラスオンリー」はない
ポイントをシンプルに述べるなら、ポジティブ思考には良い面と悪い面がある。
あなたが「私はいつもポジティブでいこう!」と考え常にポジティブであり続けようとすることが実は、良くないことなのである。人生を長い目で見れば、ポジティブ思考のゴリ押しは有害である。
前向きに明るく振る舞うことはいいのだが、それを「正しいこと」として常に自分や他人に強要することはよろしくない。そこで抑圧されたものが、別のどこか吹き出す。
悪いことを考えても悪いことは起こらない
「良いことを考え期待すれば良いことが起こり、悪いことを考えれば悪いことが起こる。だから良いことだけを考えることで人生が良いことだらけになる」
ポジティブ思考の根本的となる考え方なのだが、確かに良いことが起こることを期待することは大切である。
だが実際問題、いくらポジティブに良いことが起こることを期待しても悪いことは起こる。人生は起こるべきことが起こるからだ。そして悪いことが起こったからといってそれが本当に悪いかどうかは、分からない。
大切なのはバランスである。そして現実を直視する冷静さと、何が起ころうとも自分の人生を見捨てない自己信頼力である。