失敗を否定せず惨めな自分を受け入れる。それによって最後には

喜びの表現

ねぇ、パパがいい技術者になれた秘訣、知りたい?人の何倍も、何十倍も、失敗してきたからよ。

もし、惨敗だったと思うなら、自分に甘えがあったと思うなら、正面からそれと向き合ってみなさい。きっと、次に進む道が見えてくるから。

和泉沙耶

人生最後の最後まで生き残る最強の人。

それは、才能に恵まれた天才ではなく、非常識なほどに幸運に恵まれるラッキーマンでもない。

本当に最強なのは、何度失敗しても絶対にくじけずあきらめず、自分がすべきことを最後までできる人である。

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失敗の価値を知る

私達は人生で「失敗したくない」と考え、効率的に物事を成功させて、スイスイと何かを実現することを素晴らしいことだと考える。

一方で、失敗続きでなかなか進展していかない物事。努力しているのに結果が出ないことは、「コスパが悪い」と敬遠する傾向がある。

確かにこれは一理あって、無駄なことはどれだけ頑張っても無駄。ダメなことはバッサリと切り捨てる方が、長い目で見ると人生のコスパは良いかもしれない。

人生はコスパじゃない

が、本当に失敗することは意味がないことなのか。失敗続きの人生が本当にダメなのか。

それはまったく別の話である。

むしろ、失敗をしまくった。「非効率的」な人生を歩んできた。挫折の連続で人生に失望しまくった。

それ自体が実は、人生で一番価値がある気づきであり、最強の武器となり得るのである。

失敗から学ぶ意味

人生がうまくいかない。失敗に次ぐ失敗で、自分の人生はうまくいっていない。

そういうときこそ、自分が失敗してきたことの意味を自分が正確に知ることが大切である。

その失敗は自分が失敗とみなしている限り、ただの失敗で、忌まわしい記憶でしかないかもしれない。

でももしかしたら、その失敗があったからこそ。これから先の人生で、最悪の自体にならずにすむ何かに、気づくことができるかもしれない。

最後に

失敗すること。それは心地良いことではないかもしれない。

なかには、「自分がこんな失敗をしたせいで・・・」というような、痛恨の極みの失敗があるかもしれない。

しかしそれをしてしまった。それは変えることができないし、マイナスには必ず、それ相応のプラスがあることを忘れてはいけない。

つまるところ人生で失敗しまくるならそれでいい。ただ、失敗するたびに立ち上がればいい。

自分をあきらめず、立ち上がり、前へ進む。すると最後には、数多の失敗した、最強の自分になることができるのだ。

出典

下町ロケット ゴースト編(TBS)