自分の頭で考える。だから人にだまされ利用されない

自立した女性

一面的にモノを見るな。

多面的にモノを見ろ。

遠藤周作

この浮世を生きていく上で大切なのが、

「自分は何があっても、これを大切にしていくんだ」

という信念である。

信念があるからこそ、人生何が起こっても自分のなかに中心部を持つことができる。

だから右にブレず左にブレず、真正面を向いて、まっすぐに進んでいくことができる。

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自分が見たいものだけが見える罠

ただし注意したいのは、何か一つのことを信じ過ぎるあまり、いわゆる盲目状態になってしまうことである。

例えば、とんでもない悪い恋人に騙されている人は、目の前の「良い」恋人だけが見えて、「悪い」恋人の姿を見ようとはしない。

人はもともと、自分が見たいと思う現実。知りたいと思う現実だけを見ようとする傾向がある。

だからこそ、何かを信じる強い気持ちを持つことは大切だが、常に、自分が盲目にならないように、幅広く情報。多種多様な意見を目にし、耳にしたい。

そうすれば、自分の頭で物事を考えることができるようになる。ウソを吐く悪い人間に騙されて利用されるリスクも回避することできる。

注意すべきは固定観念

世の中には、いろんな意見。いろんな考え方があるが、それらすべて、ある特定の意図を持って流布されていることを知っておく必要がある。

自分自身が、情報の取捨選択能力がなければ、そうした悪い意図に、やすやすと騙され、利用されてしまうだけである。

しかし、自分自身が一つのモノの見方に凝り固まらずに、いろんな情報、意見を集め、それらをもとに自分で答えを出すことができたなら。

世の中、見える姿は驚くほど変わってくる。そして、誰が本当に正しいのか。誰が嘘つきの悪いヤツなのか。

自分の頭で判断することができる。

だから自分の頭で判断する

世の中の人が正しいと言っていることを正しいと考えることもできる。しかし、本当にそれが正しいかどうか。それは全く別の話である。

そして、自分自身が正しいと思っていたこと。世の中から「これはこういうことなのです」と教えられた当然だと思っていたこと。

それがとんでもないウソ。間違いである可能性は常にある。

だからこそ、信じることを持つことは大切だが、それと同時に、「もしかしたら・・・?」という、客観性は持っておきたい。

つまり、多面からモノを見て、考える。これが大切である。

出典

『ちょっと幸福論』(青春文庫、1996年)

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