変化とは何かを失うのではなく、何かを得ることだ。
変化を恐れず、そこに楽しみを見出し、勇気をもって挑戦するものだけがさらに成長していける。
成長を阻むものとは、もしかすると変化を受け入れない自分自身ともいえる。目の前の現実を好転させるには、まず自分自身が変わるしかないのだ。
野村克也
よく、ピンチはチャンスと言う。
人はピンチに追い込まれると、もはや今までの自分にこだわっていることはできない。何が何でも、目の前の現実に対応せざるを得なくなる。自分を強制的に変えざるをえなくなる。
するとどうなるか?自分が変われば行動が変わる。行動が変われば結果も変わる。結果的に、ピンチが新しい自分へ変わるチャンスとなり、目の前の現実も変わっていく。
やがてピンチを乗り越えたあとは、様々なご褒美が待っている。この意味で、ピンチはチャンスというのは正しい。
現実は人生の結果そのもの
自分を変化させていく。それによって、私たちは人生の荒波を乗り越え、人生を豊かにすることができる。
もちろん、「ありのままの自分」とやらにこだわるのも一つの生き方かもしれない。だが、もし目の前の現実が思い通りのものでないのなら、いっそ丸ごと、自分自身を変えてしまえばいい。
結局は、現実が上手くいかないとき、いかに自分が変わろうとするか、そこが全てなのだ。
今までの自分ではダメだ。だからこそ、自分を変えていかなければいけない。そして自分が変わったその先に、新しい未来が待っている。新しい運命が待っている。
ピンチという最高のチャンス
ピンチは変化することを強制させるが、強制力がある分、結果も出やすい。だから、もし人生でピンチがやってきたらこう考えてみるとよい。
「今回は自分を変えるチャンスだ。自分を変えて、もっと良い自分になろう。もっと良い人生を手に入れてやろう!」
そうすれば、起こったこと全てが自分にとって意味を成す。
ただのマイナスとしか思えない出来事ですら、自分がより良くなるためのチャンスに変わっていく。それは決して綺麗事ではない。
ピンチがあるからチャンスがある。大切なのは、それを活かすことなのである。
出典
『言葉一つで、人は変わる』