いつか必ず光は差す。明けない夜はないのだから

光と美女

つらい時、人はそれがいつかは終わると確信しているから強くなれる。だが、いつ終わるともしれない闘いがもたらすものは、絶望と脱力だ。

それでも俺は闘わなければならないのか。そのことをに思い至った赤松は、もはやどんな感情も感じないほどに疲れ切っている自分に気づいていた。

だが、立ち止まるわけにはいかない。前進しなければならない。家族と会社、そして従業員がいる限り。

いつか必ず、この苦しい闘いは終わる。終わらせてみせる。だから。

赤松徳郎

この言葉は、人生で追い詰められ、絶望の淵にいるあなたのための言葉である。

人生で追い詰められ、「もう自分はダメかもしれない・・・」と心が折れそうになったときは、ぜひこの話を思い出してほしい。

それは絶望に勝利した男

ここにある男がいた。

男は小さな運送会社を経営していた。真面目に働き、取引先からも信用を得て、規模は大きくないものの、誠実に社会に貢献していた。

しかしそんなある日、男の会社のトラックの車輪がはずれ、それが歩道を歩いていた女性に直撃。男の会社はその社会的責任を追求され、会社は倒産寸前に追い込まれた。

男は事故の本当の原因を明らかにするために孤軍奮闘し、自分よりもはるかな大きな存在である「問題の元凶」に立ち向かった。そしてついに、自らの無実と正義を証明した。

これは小説であるが、実話をベースにしている。そして、私たちの人生においては、この男と同じような理不尽な現実が実際に起こりうる。

光は必ず見つけることができる!

ある日、理不尽な理由によって突如窮地に追い込まれる。

人生を誠実に、真面目に生きてきた。精一杯努力してきた。しかし、そんなことは関係なく、突如逆風が吹き荒ぶ。それが人生である。そして、自分の人間力が本当の意味で試されるのはこのときである。

どんな苦しみも、どんな逆境も、前進し続ける限りは、いつか必ず、乗り越えることができる。

全く希望が持てない。何一つ状況が良くなる気がしない。そんな絶望のときですら、しっかりと状況を見つめれば、かすかな光があることに気づく。それは確かに、そこにある。

自分を信じて前へと進む

絶望に追いやられたときできることは、かすかに見える光を追いかけ、一歩一歩、前へ進んでいくことである。決して止まってはいけない。ただただ、前へ進み続けていく。

そうすれば絶望は必ず終わる。それだけは確かである。なぜなら人生明けない夜はない。どんな絶望の日々でさえ、自分が自分を見捨てない限り、必ず希望を見つけることができる。

それがかすかな光だったとしても、その光を頼りに自分を信じて進み続ける限り。明るい場所へとたどり着くことができるのである。

だから心折れそうなときだからこそ。「もうダメだ・・・」と絶望に沈みそうなときこそ。ぜひ、この男の話を思い出してほしい。

最後に

もしあなたが今、人生で絶望を味わっているなら。ぜひ『空飛ぶタイヤ』を読み、赤松社長の立場にその身を置いてみてほしい。

ある日突然、大きなトラブルに巻き込まれ、それによって文字通り自分が築き上げてきたすべてを失う状況が、すぐそこに迫っている。

その絶望のなかで、自分たちが正しいと信じることを頼りにして、前へ進んでいく。そして最後に勝利する。そのために必要なのが信念である。心の力である。

いつか、その絶望の日々は必ず終わる。あなたがあなたの未来を信じようとする限り。

出典

『空飛ぶタイヤ』(実業之日本社文庫、2016年)

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