人生が悩みの連続である決定的理由

自分の人生を生きる。

人生とは、いわば、生まれる前に自分で作成しておいた、問題集のようなものなのです。

それぞれの問題を、解くことができてもできなくても、正解は、問題集を終えるまで見てはなりません。

飯田史彦

一体自分の人生とは何なのか。生きる意味は何なのか。そもそも自分は、なぜ自分なのか。

人生の本質的な疑問を感じたときに意識したいことが1つある。

それは、今目の前で起こっていることから学ぶ、ということである。

なぜ人生は悩みの連続なのか

人はそれぞれの人生で、それぞれの問題にぶつかる。

ある人は家族との悩みであったり、ある人は仕事のこと。そしてまたある人はお金のこと。

具体的な形については人それぞれだが、誰もが人生で例外なく、必ず何かの問題につまづき、悩むようになっている。

そしてそれこそが運命であり、人生を生きる本質的理由である。

つまり人は、それぞれの人生で「今」直面する悩みを克服することによって、自分が生きる理由を見つけるのである。

悩みの先に見つかるもの

もしあなたが毎日、仕事で悩んでいるとする。

今毎日がつまらないし、もっと言えば不幸に感じる。このまま今の仕事を続けていてもいいのか。別の選択がないのか。ずっと考えている。

これが何を意味しているのか。

それはあなたが、仕事で悩むことを通じて、自分の生き方について考えるタイミングであることを意味している。

そこにはいろんな答えがある。「これが絶対に正解だ」ということはない。ただ、その悩みをなんとかしようともがき、あがく。

それによってあなたは、着実に前進している。それだけは間違いなく確かなことである。

だから夜明け前はいつも暗い

この意味で、人生で起こるすべての悩み。

問題は、全く無意味にやって来るのではない。むしろ、今の自分の人生においてそれが必要だからこそ、それはやって来る。

それに向き合い、自分で自分の答えを出す。それによって、人生で必要なことを学び、前へ進んでいくことができる。

だから、人生が劇的に変わっていくときはいつも必ず、絶望的なほど悩み、苦しい時期がやって来る。

この意味で大切なのは今目の前にある問題。悩みと、全面で向き合うことである。

それを先延ばしにすることはできる。しかし逃げても見ないようにしても、いつか必ず、向き合うことになる。

なぜなら、その悩みと向き合うことが人生を生きる決定的な意味になるのだから。

出典

『生きがいの創造』(PHP文庫、1999年)

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