「人生でしないこと」を決めておく効果

人生を思い描く

人生は有限です。

「何をやらないか」は「何をやるか」と同じくらい重要なのです。

上田正仁

人生は有限である。

いつまでもこの人生が続くわけではなく、いつか必ず、人生が強制的に終了させられる時がやって来る。

この意味はとてつもなく大きい。つまり、人生で出来ることには限りと限界がある、という事実を思い知らされる。

となれば、この限られた人生を最高のものにするためには、したいことなどやっている時間などない。

だからこそ、できる限りの範囲において、人生で意味があることをしたい。幸せと満足感を感じられることがしたい。

そのためにはまず、人生で自分が何をすべきかではなく、自分が人生で何をすべきではないのかを明確にすることが大切だ。

自分がすべきでないことを明確にすれば、自分が本当に何をすべきなのか。どんなことに時間を使うべきなのかが分かる。

そうすれば本当の意味で、人生における無駄をスッキリ、失くすことができる。

繰り返すが、人生は有限である。

せっかくこの世に生まれてきたのに、したいことができず、したくもないことだけをする人生を送ってもいいのか。

それは人生で真剣に考える価値がある数少ないことの一つである。ぜひ真剣に考えてみることをおすすめしたい。

「私の人生はこれで良かったんだ!」

と心から満足する人生を送るために。

出典

『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』(PHP文庫、2017年)