「自分の人生はみじめだ」と感じているあなたへ

先を見つめて

人生には、みじめだと感じられるときもあります。それもまた人生です。

誰かの足を引っ張ったり、自分を攻め続けたり、まわりに迷惑をかけようとしなければ、私たちはいつだって、自分の足で立って、歩んでいくことができるのです。

岩井俊憲

人生ときに、何もかも虚しくて、人生が無意味に感じられるときがある。

人と自分を比べると、「これもできてない、あれもできてない」と自分がダメなように思えて、上手くいかないことばかりが目につく。そして、自分がみじめなように思えてくる。

でも、自分の人生がみじめなように思えたとしても、それはそれでいいのだ。

「みじめさ」を感じる本当の理由

人生をみじめに感じるということは、端的に言えば自分の人生に満足できていないということである。それについてあなたは「悪い」ことのように思うかもしれない。

しかしここだけの話、自分の人生に満足できていないということは悪いことではない。むしろそれは「これから人生が良くなる」可能性があることを意味しているからである。

仕事が上手くいかない。収入が低い。結婚できない。確かにみじめな気持ちを感じるときは心地よくない。自分に自信が持てない。しかしそこに実は大切なヒントがある。

その心地よくない気持ち。不満な気持ちを行動に変えるのである。なぜなら満足した豚より不満足な人間は強い。その欠乏感をエネルギーに変えさえすれば、あなたのネガティブが人生を変えていく武器になっていくのである。

むしろ人生はこれからだ

以上はあくまで一般論であるが、実際ネガティブな気持ちは人生逆転するための大きなエネルギーになるのは真実である。

だからいいのである。今あなたがみじめな気持ちを感じても。そういうときこそ、「俺はこのままでは終わらないぞ」とガッツを燃やそう。

そうすれば自分の足で立つことができる。そして、今までできなかったこともできるようになる。

最終的には、人生もきっとよくなる。自分がみじめで仕方がない。自分の人生がダメすぎて仕方ない。だからこれから、逆転する価値があるのである。

注意点を一つだけ

ただしここで一点、重要なポイントを伝えなければいけない。

あなたは自分の人生が惨めに感じ、それをエネルギーにして行動を起こすことで、あなたの人生が劇的に変わっていく可能性がある。

ただし注意したいのは、そのエネルギーを向けるべきは「あなた自身」であって、人生がうまくいっている他人に向けてはいけない、ということである。

つまり、他人の足を引っ張る方向や、他人を傷つけることによってそのエネルギーを浪費してはいけないのである。その場合、あなたは100%確実に、自分の行動に対して責任を取ることになるだろう。

「あの野郎、調子に乗ってるな!見てろよ!」と思ってあなたが自分がすべきことに集中するのはいい。それが本来のエネルギーの使い道である。

あなたが本当に自分の未来を心配するなら、他人のことなどかまっている暇はないはずである。

最後に

「自分の人生はみじめだ」と感じたとき。あなたには2つのチョイスがある。

1つはそのネガティブなエネルギーを行動に変えることによって自分の人生を切り開いていく道。そしてもう1つは、自分で自分の人生を見切ってしまう道である。

ここで間違えてはいけないのは、あなたが感じる惨めさは決して敗北の証ではない、ということである。つまりあなたの人生はこれからあなたの行動次第でどうとでも挽回できる。

それはあなたが考えていた形ではないだろう。しかしそれは長い目で見ればあなたにとってベストな形である。だから大丈夫。あなたがそこから立ち上がろうとする限り。

出典

『人生が大きく変わるアドラー心理学入門』(かんき出版、2014年)

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