人生はいつでも「想定外」が起こりうる

突然の出会い

人生には上り坂もあれば下り坂もある。そして”まさか”という三つ目の坂もある。

小泉純一郎

人生は基本的に、「思い通りにならない」のがデフォルトである。

自分が思っていたのとは全く違う「想定外」の出来事によって、人生は思いもよらぬ方向へと流されていく。

いくら人生設計を明確に描こうとも、自分ではどうしようもならない要因によって、思っていた人生とは全く別の、「想定外」の人生を送ることになるのも珍しくない。

だからこそ生きることはある意味、とても理不尽なことかもしれない。

どれだけ意志を持って我が道を真っ直ぐに進もうとしても、人生突如、進路変更を迫られる。挫折を経験し、「こんなはずではなかった・・・」と未来に何一つ希望が持てない絶望の日々を味わう。

長い人生、傷一つ負わずに生きていくことは不可能である。この意味で、生きることとは、運命に翻弄されることと言ってもいいかもしれない。

しかしだからといって、生きることに絶望することはない。むしろ、人生は想定外の連続だからこそ、思い通りにならないからこそ生きる意味がある

考えてもみるといい。人生が想定内の連続だったら、それはきっと退屈だ。あなたが努力すれば努力するだけ全てが報われる。何もかも自分の思い通りになっていく。

そんな人生はきっと退屈に違いない。何より、学べることも少ないだろう。

努力しても報われない。自分が思った人生とは全然違った予想外の道を行くことになる。全く先が見えない。何一つ、生きることに保証はない。だから人生は面白い。

逆説的だが、先が見えず、思い通りにならないからこそ、人生を生きる価値がある。

だから人生は失敗続きでもいい。思い通りにならなくてもいい。ただ今、歩んでいる道を真摯に歩むことができれば、それで十分なのだ。

そこにきっと、あなたが生きる意味がある。そこからしか学べない何かがある。

出典

『お金の才能』(2009年、かんき出版)