
不幸は、湧いてくる「感情」だけど、幸せは自分の「意思」なんだよ。
斎藤一人(『斎藤一人 すべての感情は神様からの贈り物』より)
「幸せは歩いてこない。だから歩いていくんだよ」
この言葉が本当に正しいかどうかはわからない。だが、幸せになるために、ただひとつ確かなことがある。
それは、人生に何があろうと、「自分は絶対に幸せになる」と決めること。正確に言えば、自分の人生はどんな状況でも幸せなものになると、心の底から信じることだ。
人生には、「決める」からこそ拓ける道があるからだ。
人生の不思議な仕組み
長い目で見れば、人は「自分が考えた通り」の人生を歩む傾向がある。
つまり、「自分の人生は惨めで不幸だ」と心から信じていれば、現実もその通りになってしまう。現実は、思う存分その信念に応えてくれるだろう。
一方で、「自分の人生はいろいろあるかもしれないけれど、最終的には幸せな人生になる」と信じる人は、たとえ紆余曲折があっても、自分を信じ、人生に最善を尽くすことができる。
結果として、最後には大団円。「めでたしめでたし」の人生を迎えることができる。「自分が考えていること」には、理屈を超えた強力な影響力が確かに存在するのだ。
人生の辻褄は、合うようになっている
もちろん、人生で何を信じていても、ときには「なぜこんなことに?」と思うような理不尽な出来事が起こる。それはもう、「仕方ない」としか言いようがない。
大切なのは、人生のトータルでの話だ。たとえ紆余曲折があったとしても、それを乗り越え、最後に「めでたしめでたし」となることが大事なのだ。
だから、幸せな人生を生きたいのなら、まず自分自身の人生を信じること。何が起ころうと、今どんなに不幸のどん底にあったとしても、「自分の人生はこれからきっと良くなる」と信じることだ。
その思いこそが、「これから良くなる人生」を引き寄せる確かな原因となるのだから。
今すぐ「幸せに生きる」と決意する
幸せな人生を実現するための秘密は、まさに「覚悟」という言葉に隠されている。
自分が覚悟を決めた瞬間、その力は解き放たれる。だからこそ大切なのは、まず最初に「私は幸せになる」と決めることだ。「私は絶対に、幸せな人生を生きる」という意思を持つことこそが、その第一歩なのだ。
そうすれば、人生はところどころで教えてくれる。「こちらのほうがいいですよ」「これをすればあなたの人生に幸せを呼び込めますよ」というサインを、さまざまな形で送ってくれるようになる。
何が起ころうと、最後の最後にはめでたしめでたし。人生は、生きるに値する物語となる。そしてその物語は、「決める」からこそ、初めて生まれるのだ。
「望むこと」を明確化すること。それによって引き寄せる人生とは?



