問題は繰り返し起こる。その本当の原因を解決しなければ

原因について考える

悪事は人目につかないところを忌み嫌い、善行は反対に人目につくところを忌み嫌うものである。

そこで、人目につくところに現れた悪事は災の根も浅いが、隠れた悪事はその根が深い。

洪自誠

人生において、早急に解決しなければいけない問題がある。

その問題を放置しておけば、それが新しい問題を引き寄せる。だから、早急にその問題を解決しなければならない。

ところが、そういう問題に限って根が深く、何が本当の原因なのか、すぐに突き止めるのが難しい。

しかし人生、何事にも原因と結果がある。

目の前に問題が起こっているということは、それはどこかに、その問題が起こる本当の原因があることを意味している。

例えば毎回人間関係で失敗する。仕事で同じパターンを繰り返して失敗してしまう。人生で問題が起こるときはいつも必ず、その根本的な原因がある。

その本当の原因を突き止めずして、問題の根治は難しい。

逆に言えば、原因を探り当てることに成功したなら、もう二度と、同じ問題に悩むことはないだろう。

あなたには、人生で何度も同じように起こってしまう問題はないだろうか?同じパターンを繰り返し、同じような失敗をしていないだろうか?

もしそうなら、それが起こる根本的な原因がある可能性が高い。そして、それこそがあなたが人生において早急に解決しなければならない問題である。

あなたが人生で繰り返し悩むこと。繰り返し失敗してしまうこと。そこには必ず、「根」の部分に原因が隠されている。

目の前の問題にとらわれることなく、その「根」を見つけ出そう。

出典

『菜根譚』(岩波文庫、1975年)