運の波を感じ取る力。それこそが人生の波に乗る必須能力

星空を見上げる人

人生に変化が起こる決定的なタイミング。それこそが「人生に絶望した瞬間」である。その状態を別の表現で例えるなら、それは「運が底に到達した瞬間」である。

人生は最終的に「プラスマイナスゼロ」になるのは運に山と谷があり、常に変化するものだからである。

私たちは運の波によって押し上げられ「絶頂」に到達する。そしてそこからは下がり続け、そして「どん底」に向かう。そして、どん底に到達し絶望を味わった瞬間、運は再びあなたを持ち上げ始める。

その逆パターンもあるが、いずれによせ重要なことはシンプルである。

「運の波を感じ、その波に応じて振る舞いを変えよ」

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はじめに

「うまくいかない」

長い人生において、このような失望や挫折を経験することはとても価値がある学びである。

私たちは文明社会の住人として、物事を合理的、論理的に考え、然るべき計画を立て、実行することによって、思う通りに物事を成し遂げられると考える。

だが実際のところ、いくら完璧な計画を建てようが、精緻な理論に基づき物事を分析しようと、それらの行動は結果を保証しない。理屈として「正しい」「うまくいく可能性が高い」ことをしても、執行者の能力に関わらず、うまくいかないときはうまくいかない。

その一方、非常に甘い見通しで開始した物事が当初の予想以上の、爆発的な成功を実現するという非常識な展開も起こる。それは完全に非合理である。だが、現実にはそうした一面がある。

だからこそ、人生で「うまくいかない」という経験ができたならそれは貴重な経験である。その経験はやがて、「いつ」「うまくいかないか」を体感的に気づくことができる能力として開花する。

言い換えるならそれは自分の運を感じ取る力。人生の波の乗るための必須能力と言っても過言ではない。

「人生が上がっていく」直感

「物事には予兆がある」というと極めて主観的であやふやな印象をあなたは持つかもしれない。だが実際、物事がうまくいくときには「それはうまくいきます」という根拠のない直感を少なからず感じている。

特に理由はない。だがなぜか気分が良い。それをすることを考えると、なぜか気分がウキウキする。「これから何かが良くなっていく感じ」がする。それは運が上向いているサインを心が受信した証拠である。

「波に乗る」「勢いに乗っている」というのはすなわち運の上昇トレンドに乗っかかっているという状態を指す。だからこそ、そのときは自分の実力以上、まるでなにかに後押しされているように物事が展開する。うまくいきすぎるほど、うまくいく。

この時期は傾向として、生きることの楽しさを感じやすく、そして「人生は辛いです」と感じる時間は極めて少ない。

「人生が下がっていく」直感

その一方で、なぜかはわからないが気持ちが晴れない。

「私の人生は具体的に◯◯がダメなのです」という状況で人生を悲観しがちなのは自然だが、特に問題がなくても、外的な状況はうまくいっているように思えても、これから先の何かに不安を感じる。

何かをしたくない。何かが上からかぶさったような閉塞感を感じるようになる。気分が冴えない。重苦しい感じがする。体調不良に陥り病院に行くが明確な診断はない。

最初は感覚的な予感が徐々に姿を現し、仕事や人間関係、金銭的な問題などの具体的な悩み、不運や不幸として現実に姿を見せ始める。その結果、己の人間力を試される日々が訪れる。

そしてしばらくは気持ち晴れない日々が続くもののあるタイミングを契機にして、再び状況は変わり始める。そして、再び気持ちが晴れる日々が訪れる。

山と谷は交互に訪れる

人生は「山あり谷あり」という表現で例えられるが、良い時期悪い時期が交互に入れ替わる境目がある。それを判断する感覚的な基準が「運」である。

人生には「どう考えてもこんなおかしいことが起こるのはおかしい」という理不尽な出来事が実際に起こる時期がある。そういう時期を後々振り返ってみれば、気分が上向かなかったり、感覚的に不穏、不自然な何かを感じている時期にそういった出来事は集中する。

運が下がっている時期だからこそ感覚が「何かが違うぞ、慎重になりなさい」と無意識に感じ取っているのだろう。そしてその感覚を放置しているとそれは問題になるが、「これは注意が必要である」と理解し行動することで問題は沈静化へ向かう。

運が下がっている時期が終わりを迎えるにつれ、気持ちがなぜか上向いていく。それにともない、現実も少しずつ変わっていく。つまるところ人生に永遠の安定はないが、自分自身の心構えと行動によって、多少なりとも安定化させることはできることは確かである。

最後に

晴れの日には青空の下で人生を楽しめばいい。だが、雨の日に傘を持たずに出かければ雨に濡れてしまう。

人生においていつが晴天曇天雨天なのか?「目」で見て確認することはできないが、「心」で感じることはできる。「心」が「今、運が下がっています」と感じているなら、少なくとも自分を過信してはいけないことは確かである。

運が下がっているときは本当に、予想もできないことが起こる。普段なら起こり得ない、想定外かつ理不尽なことも起こり得る。だが逆に、運が上がっているときは自分が予想もしなかったような僥倖が訪れうる。

すなわち生きてさえいれば良い時期は訪れる。そして生きることの喜びが実感できる。だからこそ人生、長い目で見ることが大切である。運の波を感じ、自分をそれに適応させるのだ。