人生を変えるためには、自分を変える必要がある。人生を本当に管理するということは、流れに身を任せて生きるのをやめ、計画的に生きることである。
フィリップ・マグロー
人生とは自分の物語である。
ということは、自分が変われば必然的にその物語も変わっていく。そのため、人生を変えたいと思ったらまず変えるべきなのは現実ではなく、自分自身である。
自分が変われば何もかもが変わる。まず、自分の考え方を変えることで、行動が変わってくる。すると、今までとは違う結果が現れだす。こうして人生は変わっていく。
はじめに
人生を変えるための全ての起点は、自分自身を変えることにある。この意味で、人生を変えることは端的に言うと、自分を変えることなのだ。
だから「人生を変えたい！」と思ったときは、何も難しく考える必要はない。単純に、昨日の自分とは別の自分になるための行動を起こせばいい。
今までの自分がしなかったことを始めてみる。今までの自分が行かなかった場所に行ってみる。今までの自分が付き合わなかった人々と付き合うようにしてみる。
行動を変えて、自分を変えていけば、驚くほど、得られる結果が今までとは違うことに気がつくはずだ。これが人生を変える、ということである。
結果の「原因」となるもの
行動を起こす。それはシンプルだが、この世界において決定的な影響を及ぼす。だがその前に重要なのが、自分自身の思考や内面といった、ソフトウェアの部分である。
私たちは思考する。そして行動する。その結果、現実に何らかの影響が現れる。すなわち、行動とその結果の「原因」となるのは「思考」なのである。
だから、ポジティブな思考に基づいた行動は最終的にポジティブな結果を呼ぶし、ネガティブな思考に基づいた行動は、一時的にうまくいったとしても、最終的には思考と同質の現実を呼ぶ。
この意味で「自分を変える」ために重要なのは、表面的なものではなく、思考や内面といった、自分のソフトウェア的な部分である。
心が変われば行動も変わる。そして
心が変われば行動が変わる。行動が変われば現実が変わる。それはとてもシンプルな因果関係である。
もし今の現実に問題があるとすれば、その本当の原因は行動それ自体ではなく、その行動を起こす原因となった思考それ自体にあるのかもしれない。
最初の動機が間違っていればその後の結果も間違ってしまう。ゆえに、自分自身の思考傾向や内面的な価値観、思想的な部分に関しては、人生それ自体を作る「原因」となることを、意識しておくことが大切である。
ここで重要なのはそれが正しいかどうか、ではない。その思考が生み出す現実があなたが期待する人生であるかどうか？それこそが重要である。
最後に
自分が変われば世界が変わる。それは紛れもない真実である。
ただし「自分が変わる」ということは目先の行動を変えることではなく、行動の原因たる思考を変えることである。内側から自分自身を見直し、よりよい自分を目指して思考を変えていく。思考が変われば行動も変わる。そして、行動が変われば結果も変わる。
原因が自分自身にあると考えるならば、人生はいつでも、よりよいものに変えていくことはできるのである。
出典
『史上最強の人生戦略マニュアル』
