失敗は自分で問題を解決するためのトレーニング。

一人ただ、前を見て歩く。

大人は子どもの先回りをして失敗を回避させるようなことをしてはいけません。

子どもが失敗を経験することには、大事な意味があるからです。

堀田はるな

人生において絶対に避けてはならないことの一つは、失敗や挫折といった、苦しみを味わうことである。

人が真に学びを必要とするときは必ず、痛みをともなう。痛みをともなわないことは大した学びにならない。したがって、たいした経験にもならない。

だから、無痛な人生は平和で安心できるかもしれないが、いつかそのツケが、大きくなって返ってくる。

この意味で、転んでつまづいたときは常に、こう考えるといい。自分は少しづつ、強くなっているのだ、と。

大切なのは問題が起こることではない。失敗を避けることではない。

問題が起こったとき。失敗を経験をしたとき。そこからどのようにリカバリーをするか。そこが肝心である。

それは人間力が鍛えられる試練であり、人生を生き抜くための強さを手に入れるための経験である。

つまり人生は、痛みなくして成長なし。転ぶことは仕方ない。むしろ、転ぶのを避けようとしてはいけない。

人生で必要なだけ転び、必要なだけ傷ついておけば、そのことをいつか、感謝できる日々がやって来る。

だから人生は不思議なのだ。

出典

『モンテッソーリ・メソッド』(あさ出版、2018年)