春が来たら花は咲く。だから決して焦らないこと

春満開

じたばたじたとって、春が来ねえば、へえ花は咲かねえちゅうこんだ。落ちついてやるだよ。そうだ。なにもせかせかすることはねえだ。

ゆっくり腰据えて、するだけの事をこつこつやっとれば、それだけのものは、いつか、必ず、身にめぐって来るのだ。

周五郎

人生はタイミング。

流れに逆らって自分の意思を貫いたとしても、自分の望む結果を得ることはできない。

だからこそ大切なのは、しかるべきとき。しかるべき努力をし、決して流れに逆らわないことである。

そうすれば、春が来たら花が咲く。今まで費やしてきたすべての努力が、面白いくらいに花開く。

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人生には春夏秋冬がある

人生がまるで冬のように寒く、厳しいとき。

薄着で外に出て活動すれば、風邪を引くのは自然の理。そうではなく必要なのは冬には冬。適切な過ごし方がある。

人生もそれと同じ。

人生には四季があり、結果が出なくても積極的に努力を続けていくとき。努力の成果を収穫するとき。自然な流れに任せてゆっくりする時期。

人生の四季に応じた、最善の過ごし方がある。

冬に花を咲かすことはできない

今まだ冬なのに、無理やり花を咲かせることはできない。それには時期を待つ必要がある。

しかし、種を植えていくことはできる。

人生がうまくいっていないときだって、これからの未来で花を咲かせるために、今できることはある。

時期を待ち、今自分ができることをやり、決して焦らない。何より無理しないことが、自分を追い詰めない大切な心得である。

最後に

人生はタイミング。

今できることを続けて、時が来ることをじっと待つ。待つことはある意味辛い。

しかし、待てずに焦って動いても、更に状況は悪くなっていくだけである。だからこそ人生を焦ってはいけない。

冬が来ればやがて春がやって来る。春は必ずやって来る。春に花を咲かすために、焦らずじっくり、種を植えていくことが大切である。

出典

『百足ちがい』(新潮文庫)