「自分はどんなときでも自分。今の自分でそれでいい」
この考え方はとても居心地が良い。
どんなダメな自分でも正当化できるし、人生に不満を感じていたとしても、それはそれでいいのだと、自分を納得させることができる。
だから、今のありのままの自分にOKを出す。これも人生を生きていく上で、一つの選択である。
しかし、もしあなたが、本当に心から、今の自分に満足していないならば。ほんの少しでも、今の自分よりマシな自分になりたいなら。
その気持ちは、大切にする価値がある。なぜなら、それは将来あなたがそうなりうるという、可能性の証拠だからである。
考えられることは実現できること
私たちの脳は、自分が100%不可能なことは最初から頭に浮かばないようになっている。つまり、自分にできないこと。挑戦しても意味がないこと。
そういうことは最初から考えない。やろうとすら、思わない。
逆に言えば、「○○してみたい」という考えが頭に浮かぶということつまり、それができるという、可能性の現れである。それは、努力する価値がある。
だから、あなたが今よりも良くなりたい。目に見える変化を起こしたい。そういう気持ちがあるならば、それは実際に可能である。
つまり、あなたは今よりもっと、よりよいあなたになれる可能性がある。
変わりたいと思うのは自分。その気持ちがなければ
私たちは、無理に自分を変える必要はない。
仕事や人間関係、あらゆることに悩み、自分の無力さを噛み締めながら生きていく。それは貴重な学びだし、ダメな自分を受け入れることも、成長のプロセスである。
この意味で、変化を誰から「あなたは変わらなければいけない」と強制される必要はない。むしろ、変わることを強制してくる人間には用心した方がいい。
なぜなら、本当の変化とは、あなた自身で起こすものだからである。
つまり、自分は変わろうと決めた。今よりもっと、マシな人間になると決めた。人生を変えると決めた。その内側から湧いてくる覚悟こそ、変化を起こすための、最大の力となるのだ。
ありのままの自分に満足できなくなったときこそ
「今のままの自分でもいい。良いところも悪いところも、自分は自分でそれでいい」
あなたの気持ちが今、このような状態なら、あなたは無理に変わる必要はない。ありのままの自分を受け入れる。それもまた、成長のプロセスである。
しかし、もしあなたが現状に満足できないとしたら。今の自分を変えたいと心のどこかで感じているなら。それはいつだってできる。
成長することは本来楽しい。今の自分より、ほんの少しでも良くなれることは素晴らしい。
つまりは一歩一歩、着実に前進していく。1年後の自分は、今の自分よりも確実に変わっている。そんな変化を、起こすときが来ているのかもしれない。