人生「2度目」はない事実

海原

人生にはもう一度ということはないからね。

佐藤弘

成功した華々しい人生、苦労続きの人生、どちらに価値があるか?

結局、どんな人生にもそれ相応の価値はある。なぜなら、どちらも一度限りの体験だからだ。

お金や成功で測る人生は楽しく刺激的だが、それだけでは軽すぎる。苦労しない人は鷹揚だが人の気持ちが分からず、知らず知らずのうちに妬みや恨みを買う。

苦労した人は人の気持ちが分かるが、人生で楽しいことが少なく、思考が現実的になりすぎる。

様々な体験、立場を経験してこそ、人は深い学びを得ることができる。この意味で、人生を単一の価値観で決めつけるのはもったいない。

「自分」の人生に価値を認める

大切なのは、自分の人生に後悔をしないということだ。

失敗した人生であれ、やりたいことをして、思うとおりに決断した人生なら後悔はない。

やりたいことをやらず、妥協に妥協を重ねていけば、失敗はないだろうが、「自分の人生」という一度限りの体験を、思う存分体験することができない。

人生は限られた体験で、人が生きるということは、様々な制約のなかで、出来る限りの体験を積み重ねていくということだ。

選択していく中で、「もう二度はない」ということを知っておけば、人生最期のとき、後悔することはないだろう。

そして安心して、あの世に旅立つことができる。

真剣に生きれば結果なんて関係ない

これこそが素晴らしきかな人生。自分にとって最高の生き方をしたという、何よりの証である。

つまり大切なのは人生で成功したかどうか。有名になったか。お金持ちになったか。人から愛されたか。そういう問題では決してない。

ただ自分が自分として、この1度きりの人生を100%十分に生きることができたかどうか。すべてはそこに帰結する。

自分がもう心置きなく人生ですべきことをやり終えたなら。経験すべきことを経験し尽くすことができたなら。

それはもう十分、最高の人生である。なぜならこの人生はたった1度きり。もう2度と、経験することはできないのだから。

最後に

人生をやり直すことはできない。

良いことであれ悪いことであれ、全ては一度切りのこと。それならぜったい、「やらない」後悔を残してはいけない。

成功したとか失敗したとか、そういうことは関係ない。大切なのは思うように生きたか生きなかったか。自分に正直に生きたかそうでなかったか。

ただ、それだけの話なのである。

出典

大林宣彦監督作品『はるか、ノスタルジィ』(1993年)

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