人生が変わりだす瞬間は自分のなかの「~ねばならない」を捨てたとき

悩みにとらわれる男

何かに対する執着心が増すほど、心は自由闊達さを失う。

小池龍之介(僧侶)

人生では単純に、「~ねばならない」が多ければ多いほど、束縛の多い不自由な人生を送るはめになる。

学歴はXX大学でなければならない。年収○○○万円でなければならない。出世しなければならない。結婚しなければならない。子どもは2人でなければならない。

「~ねばならない」の数が多ければ多いほど、必然的に「こうあるべき」自分が規定され、そこから逃れることが難しい。

その結果、本来の自分とは程遠い、自分であって自分でない誰かの人生を生きることになる。

それは自分自身に足かせをはめて、さらに背中にたくさんの荷物を無理やり背負わせるようなもの。とても窮屈な人生だ。

本来人生では、「~ねばならない」ことなんて一つもない。生まれた人の数だけ、そこには様々な人生がある。

自分一人が、自分に足かせをはめて、不自由に生きていく必要などどこにもない。そのことに気がつき、一つでも「~ねばならない」を捨てることができたとき、人生は変わる。

心から、「もっと自由になっていいんだ!」ということに気がつく。それはとても気持ちが良いものだ。

人生では背負うものが多ければ多いほど、執着が増える。執着が増えると心は不自由になる。人生はもっと単純に楽しんでいい。もっと自由になっていい。

人生はたった一度きりの体験なのだから。

出典

『『菜根譚』からはじめる つながらない関係』(青春出版社、2017年)