おやおや、知らないのか?最近では金と力さえあれば夢はかなうのだ。
プレジデント神羅
世の中には、建前というものがある。
言っていることは間違いでないし、かっこいい。しかし本音とは全然違うキレイゴト。
「夢は努力して叶えるもの」というのもその一つだ。
生まれたときから夢が叶う環境が用意されていた幸運
自分の努力次第で夢が叶うなら、人生はどんなに幸せなことだろう。
ところが、現実問題、夢が叶うかどうかは、生まれた環境、経済力、諸々の事情によって左右されるのは否定できない。
特に経済力、お金は、夢を叶える上でとても大切なファクターだ。
実際、成功者として知られる人たちも、その生まれをよく調べると、家庭が経済的に恵まれており、家族から支援を受けて成功した人が案外多い。
彼らは、恵まれた家庭環境を土台にして、夢に挑戦して、成功した。
彼らも努力したかもしれないが、しかし彼らが別の環境にあったなら、また状況も変わる可能性が高い。
つまり彼らは、努力が実るための環境が最初から用意されていたのである。それは否定できない現実の一つである。
叶えられる夢はある。ただし夢を叶えるためには
家が貧乏で、完全独力で夢を叶え成功した人もいるにはいるが、それは確率的には少数派である。
だからこそ、成功者の話を聞くときは、彼らの家庭環境について調べてみると、いろいろ察することができるだろう。
親が政治家だから、親が大企業勤めだから、親が金持ちだから。人生は本人の才能努力関係なく、生まれた環境が有利に働くことが多い。
夢を叶えるにしろ何しろ、そこを抜きにして、本音の話はできない。
もちろん、夢を持つことは素晴らしいことだ。実現できれば、きっと人生は素晴らしいものになるだろう。
しかし、夢をキレイゴトのレベルで終わらせないためには、どうやったら夢を叶えられるか、現実的な視点が必要だ。
「夢がある、ではどうやって叶える?」
そこまでセットで、現実的に考えたい。
出典
『ファイナルファンタジー7』(スクウェア、1997年)
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