物は言いよう。現実を乗り越えるために言葉の力を借りる

魅惑的な美女

現実を隠蔽する表現は、角が立たないために必ず好まれる。

村上龍(作家)

物は言いよう、言葉というのは本当に便利だ。

ハッキリ言ってしまっては角が立つこと、感じが悪いことも、言葉の表現を変えることで、印象をガラリと変えることができる。

それを「言葉遊び」と言う人もいるが、人生で語彙力表現力はあった方がいい。

言葉の表現を変えれば意味付けや捉え方も変わる。そうなれば気分も変わってくることだろう。だから今の状況をもっと良い言葉で表現していく、人生はそんな工夫も必要なのだ。

ただ注意したいのは、いくら言葉の表現を変えたとしても、実際の現実そのものは何も変わらないということだ。

言葉の力を使うことで、今目の前の状況の捉え方は変えることができる。しかし実際の現実そのものは変わっているわけではない。

まぁ何にせよ、実際の現実はどうなのか、それさえ忘れなければ問題ない。

現実は現実として認識しつつ、言葉を厳選し、よい表現を使っていく。そうすれば、今の状況がどうであれ、賢く現実を乗り越えていけるだろう。

出典

『逃げる中高年、欲望のない若者たち』(幻冬舎文庫、2014年)