
想像力は人間の根源的な能力であり、それはあなたのアイディアに装いをさせて、現実の世界で目に見えるものにする力を持っています。
ジェセフ・マーフィー、『眠りながら巨富を得る』より
「願ったこと」がすべて、実現されるかどうかはわからない。現実の世界に、現れるかどうかもわからない。
だが、一つ言えることがある。
「◯◯がほしい」
「△△になりたい」
「◯◯でありたい」
こうして心の中で願うことによって、それが現実になる可能性が生まれ始めるということだ。
それは、「想像すること」から始まる
自己啓発の有名な願望実現法の一つに、「目標を紙に書き出す」という方法がある。
その詳しい仕組みや意図についてここでは割愛するが、紙に書いたことが、気がつけば実現していたという経験を持つ人は少なくない。
もちろん、紙に書き出したことがすべて叶うわけではない。しかし、不思議なことに、その中のいくつかは実際に実現していることがある。その理由の一つは、紙に書き出すというプロセスにおいて、私たちがそれを「想像」するからなのだろう。
ほしいもの。したいこと。なりたい自分の姿。それらを頭の中で描いているとき、それはただのアイディアに過ぎない。だが肝心なことは、それが叶うかどうかではなく、まずそれを頭の中で描くことなのだ。
想像力は「種子」のようなもの
私たちは心の中で、それを思い描く。するとそれは、人生のある時点から、現実の世界で、目に見える形として現れ始めることがある。
ある人はその仕組みを潜在意識の力であるという。ほんとうにそうなのかは、わからない。ただ一つ言えるのは、想像したアイディアは、種子のようなものだということだ。
種子を、心という畑に植える。それに水をやり、大切にする。そのイメージを持ち続けることで、私たちの意識や選択は少しずつ変わっていく。そして、その積み重ねが、現実の世界で結果として現れることがある。
その始まりは、心の中で描くこと。つまり、想像力こそがカギなのだろう。
想像し続ける限り、それが叶う可能性は残り続ける
「◯◯したい」
「△△がほしい」
「◯◯になりたい」
それらのアイディアは、もしかしたら非現実的に思えるかもしれない。
だが、それが社会正義に反したり、他者の権利を侵害するものでない限り、大切にすべきものである。なぜなら、こうした想像力を心の中で大切に持ち続けることが、現実の世界でそれを実現するためのカギとなりうるからだ。
いつ、どのような形でそうなるかは、わからない。だが、想像することをやめない限り、その可能性は残り続ける。
最後に
ナポレオン・ヒルの言葉として紹介されることのある一節に、「私たちが目にしている物のすべてはかつて、誰かの頭の中にあったものだった」という趣旨の言葉がある。
確かに、建物や車、スマホ、何でもいいが、この世界にあるものは、それらが生まれる前にまず、誰かがそれらを思い描いたことは確かだ。
もしかしたら、「頭の中で想像する」という行為は、私たちが想像する以上の、大きな力を持っているのかもしれない。
それはきっと、私たちが何かに流されるのではなく、在りたいと思う自分、生きたいと思う人生を生きるためのカギになるはずだ。
私たちは、どのような環境に置かれていようとも、「最善」を心の中で想像することができる。
そして、その想像こそが、まだ存在していない未来への、最初の一歩になるのだろう。

