人のことより自分のこと。誰かを幸せにしたいなら、まず自分を幸せにする

私を見て

まず最初に自分のことを考える。余裕ができたら、次に今、自分の目の前にいる人間のことを考える。そして一番最後に遠くにいる人間のことを考える。

水谷孝(鍼灸カウンセラー)

世の中の間違った迷信の1つに、犠牲的精神がある。

「自分のことより人のこと、自分を殺してみんなのために頑張るのが素晴らしい人」というのがそれだ。

日本では自分のことを優先していると、「自己中野郎」の汚名を着せられることが多いが、現実問題、何より優先すべきはまず自分だ。

自分のことすらちゃんとできない人は、他の誰かを助けることができない。自分という土台がしっかり整っているからこそ、人を思いやれるし、大切にできる。

それは金銭面、心の安定度、あらゆる面で、だ。

お金を持っている人は、お金を持っていない人より人助けができる。しかし、自分の暮らしに困るくらいお金がなければ、ケチケチして生活が窮屈になる。

心が安定して気持ちの余裕がある人は、人に親身になることができる。でも、自分のことだけでいっぱいいっぱいになると、人のことを気遣う余裕をなくしてしまう。

だからキレイゴト抜きに、まずは自分を大切にしていいのだ。自分が何とかなれば、自分以外の人に目が行く。

結局、自分のことすらちゃんとできない人は、人助けはできない。自分のことさえなんとかできないのに、人様を救おうなんて、おこがましいにもほどがある。

だから、人を助けたかったらまず自分を助ける。

何事も自分ファースト。他人セカンド。人助けしようとするまえに、まずは自分で自分の面倒をしっかりみよう。

出典

『長年スペインに暮らし多くの人を救った僕が伝える幸せの極意10』(角川書店、2016年)