「人生が退屈だ」と思ったらこんな考え方もある

大きく考える

人は自覚的に「上」を目指していないと、「たまたま」とか「のんびり」では、より充実感のある人生を生きていくことはできないのです。

~中略~

自分の身の程を知ることも大切ですが、ちょっとでもいいから、身の程よりも上を目指してみる。

そうして初めて選択肢が増え、人生が上に広がっていくんです。

林真理子(作家)

人生、どこかで自分の限界を感じる瞬間がある。「オレはここまで、これ以上は無理だ」という、あの感覚だ。

それを受け入れて、ほどほどにやろう、これくらいできればいい、と諦観するのはそれはそれで心地よい。

自分の限界を知り、程度を受け入れることで、ある意味ラクに生きられるようになるのも事実だ。

しかし、それには副作用があって、自分の人生の限界を自分自身で規定した瞬間、そこから先は向かうところは変化のない、灰色の世界だ

新しいもの、良いものからは目をそむけ、自分が溜め込んだ価値観だけを頼りに生きる。そこはすなわち、進歩のない停滞した場所だ。

進歩や刺激のない、時間の止まった世界。

そこにずっと居続けることで、傷つくこと、苦しむことはない。その変わり、より良い自分と出会う機会を失うという、大きな代償を支払うことになるだろう。

人生を充実させ、後悔のないようにするなら、それは絶対に避けたい選択かもしれない。

前進すること、人生を広げることは、喜びだけではない。自分の無知、無能さをイヤというほと味わうことでもある。

しかし、その苦しみと引き換えに見つけた新しい自分は、人生を豊かにする大きなチカラとなっていくのだ。

出典

『野心のすすめ』(講談社、2013年)