今すぐ幸せな人になるために身につけたい習慣と考え方

幸せを数える

最も習得がむずかしい算数は、自分の幸福を数え上げることである。

エリック・ホッファー

アレも足りない、コレも欲しい。

われわれは、とかく今持っているものよりも、足りないものに目がいきがちである。

お金にしろ何にしろ、どこまでも満足することはできなくて、今ある幸せの価値をないがしろにし、さらに「もっと」を求めてしまう。

そんな状況では、どんな巨万の富をもってしても、幸福はただの砂上の楼閣になってしまう。幸福が目の前にあったとしても、それに気づくことはできないだろう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「もっと」を求める不幸

今あるものの大切を実感できない限り、「もっと」を求めることは、不幸への片道特急券を買うようなものだ

美味しいものを食べられても、それが当たり前のように思えるのなら、満足感は消え、不満やアラが目立つ。

洋服にしても家にしても、人間関係にしても同じだ。当たり前を当然の権利のように思うようになった途端、もう満足はできない。

満たされているはずなのに満たされない。それはまさに、生き地獄への入り口である。

この意味で、今、何を持っているのか。自分がどれだけ恵まれているのか。そのことに気づく習慣があるかないかは、幸せな人になる道。不幸な人になる道。

まさに、その分かれ道になる。

ポイントは「今」「現時点」

大切なのは、自分基準で「幸せ」なことを確かめる習慣を持つことである。

それはすなわち、今の環境の中から、少しでも幸せの種を見つけ出そうとする、心の習慣である。

今目の前の環境から幸福なことかを確かめられる人は、たとえ貧乏で傍目からは「不幸」だったとしても、幸せを感じることができる。

これはきれいごとのように思えるかもしれないが、「人は自分が意識を向けたものを引き寄せ、拡張していく」という性質上、とても大切な習慣である。

いやそれは、考え方と言ってもいい。すなわち、幸せになる考え方である。

最後に

「幸せはなるものではなく気づくもの」

あなたはこの言葉を聞いたことがあるかもしれない。

なぜ幸せは気づくものなのか。そう、それは習慣だからである。すなわち、普段からいかに自分が恵まれているか。幸せが与えられているか。

それを意識して見つけようとする、心の習慣である。

だからあなたが今実際に恵まれているかどうか。人生がうまくいっているかどうか。そんなことは関係ない。

ただ、今すぐいかにあなたの人生で良いところがあるか。そこに気づこうとする、意識を持つことである。それこそがまさに、幸せになる人の習慣であり、考え方である。

探せば必ず幸せは見つかる。そこから、幸せな人生が始まるのである。

出典

『魂の錬金術』