人生は死ぬまで、スパイラル・ワールド。ひとつの課題をクリアしたなら、次なる、より深い課題が用意されています。それは自分自身を成長させるために、自分自身で用意してきたプログラムです。
來夢
あなたが人生の逆境に突入したとき、ぜひおすすめしたいことがある。それは、人生で起こる数々の出来事を「学び」という視点で考えることである。
結局、人生は学びのサイクルである。良い時期も悪い時期も、何かを学び必要があるからこそあるわけで、一つの時期が延々と続くことはない。
だからこう考えてみてはどうだろう?「今直面している現実は、私が学ぶ必要があることを学ぶための機会である」と。
あなたは今、あなたが学ぶ必要があることを、学んでいる最中である。必要なことを学んだ結果必ずあなたは、大きく成長することができるのだから。
「良いことだけ」の人生を生きる意味はない
結局人生は、何を達成したとか、何を得たとか、そんなことは些末な話である。それよりもっと重要なのは、「どんな人になったのか?」ということである。だから人生は良いことだけでは終わるようにはなっていない。
何から何までハッピーエンド。やることなすことうまくいき人間関係も最高。誰もがあなたを認めてくれる。そんな人生は楽だが、生きる意味はないに等しい。なぜならそこに学びと成長がないからである。
しかしあなたは日々挫折し、傷つき、倒れては立ち上がって前へ進んでいく。その積み重ねた経験があなたという人を作っていく。人生を生きる本質は、まさにその過程にあるのである。
一切の成功は約束されていない
私たちは目標を決めて、理想の人生に向けて歩み始めることができる。
しかし、私たちは必ず目標を達成できるとは限らない。どれほど最善を尽くしたとしても、理想の現実を実現できるとは限らない。
なぜなら人生に成功は約束されていないからである。しかし、成長は約束されている。人生は、私たちに失敗を通じて大切なことを教えてくれるからである。失敗から学ぶ。その果実こそがむしろ、人生を生きる本質と考えてもいい。
最後に
人生で起こることは最後まで途中経過。良い時期があれば悪い時期もあるのは、人生を「成長の過程」と考えることでその意味が見えてくるだろう。
人生で何を得たか?そんなことは、長い目でみれば些末な話である。
私たちはこの人生という一度きりの限られたときを与えられて、今ここにいる。ではなぜここにいるのか?何のためにここにいるのか?考えてみてほしい。
あなたは今、何を学んでいるだろうか?
出典
『らせんの法則で人生を成功に導く春夏秋冬理論』