引用

人間

自分の評価は「他人」が決める事実

人は他者との関係のなかで自己の立つ位置を定める。以前、「自分で自分をほめてやりたい」という流行り言葉があったが、人は自分で自分をほめることはできない。自分を評価してくれるのは、あくまで他人なのである。自己愛とは、あくまで「他者あってこその自...
逆境

希望は必ず見つかる。真っ暗な絶望のなかでさえ

きっと希望という言葉はネガティブな要素を含んでいるのかもしれない。つまり希望が発生するための必要十分条件があって、その中には暗いネガティブな要素があるはずだ。人生にネガティブな要素が何もないときには、希望は必要ないのかもしれない。村上龍人生...

今そこにある真実の愛に気づくための言葉

人生の不幸の一つは、愛する者に会って話をする幸福が、はっきりした記憶をとどめないということにある。明らかに魂はあまりにも感動し、思い乱れているため、その感動の原因またはそれに伴う事情に注意を払うことができない。魂は感覚そのものとなる。おそら...

ときには恋に、バカになる。

人が人を愛するという行為は、自分がまとった社会的な仮面を脱ぎ捨てて、真っ裸になる営みでもあります。自分という存在が、もう一人の別の存在とつながり合うためには、自分の殻を打ち破らねばならない。自分という枠を超えて、相手を求めねばならない。言わ...
信念

自己投資は身ゼニを切る。「タダ」では何も得られないから

本は買って読むべきである。もらった本はありがたくない。ためになることが少ない。反発することが多い。どこの誰が書いたかははっきりしない本から著者自身も考えていなかったような啓示を受けることがある。本は身ゼニを切って買うべし。そういう本からわれ...
処世

良いことをして恨まれる?情けは「自分」のためならず

人を率いていくほどの者ならば、常に考慮しておくべきことの一つは、人の恨みは悪行からだけでなく善行からも生まれるということである。心からの善意で為されたことが、しばしば結果として悪を生み、それによって人の恨みを買うことが少なくないからである。...
人生

なぜ「習慣」を変えれば人生が変わるのか?

最初に人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる。ジョン・ドライデン人生を変えたい。そう思ったときは何をするべきなのか?お金を払ってセミナーに参加すること?自分探しの旅に出ること?引っ越すこと?転職すること?もっとシンプルで、真っ先に知って...
成功

「いつやるか?今でしょ」が正しい理由

「いつか」はいつまでもやってこない。やる気を行動に変える。梅田悟司「いつか年収1000万稼ぎたい」「いつか転職して自分らしい仕事を見つけたい」「いつかあの資格を取って転職したい」「いつか」という言葉はとても便利だ。その言葉を発していると、常...
人生

「人生には正解がある」この考え方が人生を貧しくする

私は長い間、何かをやろうとすると「自分のやることが間違っているのではないか」という強い不安に苛まれてきたのである。ここには、「人生には正解がある」として、そこから踏み外さないように汲々となっている魂の有り様が浮かび上がってくる。人は「失敗」...
人生

まっとうな人生=まっとうな最期

生命は素晴らしい、生きていることは奇跡的だと礼讃するなら、死ぬことだって、同じくらい奇跡的なことのはずである。どうして生きていることばかりを奇跡と言って、死ぬことの方を奇跡だとは言わないのか。「生命の神秘」と、口では言うが、本当の神秘を感じ...